パソコンやスマホが原因で肩こりと思っていらっしゃる方、もしかしたら首こりかもしれません。
前回の「簡単首ストレッチ」の方は、主に首を前後左右に動かしたり、回したりする運動をメインに取り上げました。
今回は「目や舌を動かすストレッチ」をメインに取り上げます。
その1はこちらの記事をご参照ください。
パソコンやスマホが原因の肩こりで特に右側の肩甲骨周辺が気になる人はこちらの記事をどうぞ。
今回ご紹介する目や舌のストレッチ(あべこべ体操)は、オフィスやデスクワークの合間(特に人前)ではやりにくいかもしれません。
しかし即効で頭や首周りがスッキリするので、オフィスで無理なら、自宅で是非行なってほしいストレッチです。
キョロ目の動き:首こり、目の疲れを軽くする
頭の上下運動だけでも首こりや目の疲れが軽くなります。
- 天井を見上げるように頭をゆっくり上へ、目線も同じスピードで上へ
- 顔を下へ。おヘソを見るようなつもりで。目線も同じスピードで下へ
- 頭は上、目線は下。ゆっくり顔を上げながら、目線はおへそ(下)へ
- 頭は下、目線は上。顔をゆっくり下ろしながら、目線は天井(上)へ
ゆっくり、ご自分のペースで構わないので、呼吸は止めないようになめらかにスムーズに。
目ぐるぐる
キョロ目の動きの応用編。
上下運動だけでしたが、左右のあべこべな動きと円を描く体操が追加。
-
上下に動かす
キョロ目の動きと同様。頭をあげる時、目線は下(おヘソ)。頭を下げる時、目線は上(天井)。 -
左右に動かす
頭を右に動かす時は、目線は左。頭が左、目線は右。 -
大きく円を描く
首をゆっくり回す。回す時は目線も頭と同じ方向で。
反対周りも同じように。
なめらかに連続した動きで行うのがポイント。
首回しは急にやると首を痛めたり、気分が悪くなるかもしれません。
ゆっくり、ゆっくり。
気分が悪い、めまいがするような場合は行わないようにしてください。
ベロレッチ
目のあべこべのさらに応用編。
目とベロを同時にあべこべに動かすストレッチです。
- 舌を下に向けて出し、目線は上へ
- 舌を上に上げて出し、目線は舌へ
- 舌を左、目線は右
- 舌を右、目線は左
1~4を繰り返し、行なってください。
ちなみにこのベロレッチは北洞誠一さんの「あべこべ体操」ではなく、藤本陽平さんの「美ボディ股関節スローストレッチ」に掲載されています。
このベロレッチは首こり対策として紹介されているものではなく、もともとは小顔ストレッチ(二重あご、頬のたるみ対策)として紹介されています。
しかし即効性があり、首周り、頭がスッキリします。
首のばし:首の筋肉をゆるめるストレッチ
首周りの筋肉の緊張をゆるめるストレッチです。
胸鎖乳突筋を伸ばすことを意識してみてください。
胸鎖乳突筋の画像はWikipedia がわかりやすいです。
- イスに浅く腰掛け、脚を肩幅ぐらいに開きます。
- 両手のひらを合わせて、親指をアゴの下に当てます。
- ゆっくり、ゆっくり親指でアゴを持ち上げながら顔を上げていきます。
- 上を向いた状態で舌を思いっきり出す。
首に力が入って、縮こまったままだと肩が上がって首周りの筋肉が緊張してしまうので注意してください。
背中が曲がると肩周辺・首に力が入ってしまいます。
背中は曲がらないよう自然に伸ばすようにしてください。
アゴの下に添える親指は軽くでOK。押さえつけないように注意。
舌を出さず、顔を上げるだけでもOKです。
目や舌のストレッチまとめ
目を動かしたり、舌を動かすストレッチはかなりスッキリしますが、もれなく変顔になるので(笑)人前ではやりづらいかもしれません。
オフィスで無理ならご自宅でぜひ取り入れていただきたいなと思います。
目を動かすので、めまいや不快感が現れるかもしれません。
そうした時は無理せずやめるようにしてください。
首のストレッチの時と同様、やさしく、ゆっくり、呼吸を止めないように行なってください。