散々申しておりますが、前屈ができない原因はハムストリングスが硬くなっているから。
ハムストリングスが硬くなると骨盤が後傾します。
骨盤が後ろへ傾くと背中が丸くなり(猫背)になって、股関節から前屈がやりにくくなるのです。
最近また、即効性のあるハムストリングスを伸ばす・ほぐすストレッチを見つけました。
即効性と言うと「メディカルストレッチング」です(笑)
以前、メディカルストレッチングをご紹介しましたが、改訂されて「メディカルストレッチング第2版」が発売されております。
「メディカルストレッチング第2版」によると、実はハムストリングスまで伸ばすにはメディカルストレッチング初版のヒザ抱えストレッチでは少々弱いのだそうです。
ピンポイントでしか効果が無いそうです。
ハムストリングスには開脚ヒザ抱えストレッチのほうが効果的ということが、臨床実験でわかったそうです。
開脚ヒザ抱えメディカルストレッチングのやり方
- 開脚する
広げられる範囲で構いません。無理に広げないでください。 - 片足をおしりの方へ引き寄せ、20~30秒キープ
- 反対の足も同様に行う
開脚ヒザ抱えストレッチングは1日何度も行う必要はなく、1日2~3セットで良いそうです。
開脚ヒザ抱えメディカルストレッチングを実際にやってみた
わたしの場合、従来のヒザ抱えストレッチは長座前屈は進みやすくなるけれど、開脚前屈は効果があるようなないような今一つよくわかりませんでした。
しかし、開脚ヒザ抱えストレッチを行うと特に開脚前屈がスムーズに進むようになりました。
ヒザや太ももの痛み、引っかかる感じがぐっと減ったように感じます。
メディカルストレッチング第2版にも書かれてありましたが、あまり何度も行う必要はありません。
開脚前屈がスムーズに進む感じがすると、つい夢中になってしまい開脚ヒザ抱えストレッチをやりすぎてしまいました。
あとで、足の付根(股関節)が突っ張ってしまったのでやり過ぎには注意してください。
本書には1日2~3回が目安と書かれてありました。
開脚も出来る範囲で無理をしないようにした方が良いかと思います。
無理やり足を広げると余計に足を痛めてしまいますので。
ちなみにメディカルストレッチング第2版では
- ソファーやベッドに腰掛けるやり方
- 床で直に開脚するやり方
2パターンの写真が掲載されています。
わたしの部屋にはソファーやベッドがないので、後者のやり方を採用し掲載しています。
床に直で開脚するのが苦手な方、開脚しても不安定、お腹がプルプルする人など、開脚がうまくいかない人は、「ソファーやベッドなどに腰掛けて行うやり方」の方が良いかもしれません。
開脚ヒザ抱えメディカルストレッチングのまとめ
前屈ができない原因はハムストリングスが拘縮しているから。
前屈を進みやすくするにはハムストリングスを伸ばすことが重要です。
以前、ヒザ抱えメディカルストレッチングをご紹介しましたが、どちらかというとヒザにピンポイントで効果を発揮するストレッチでした。
メディカルストレッチング第2版によると、ハムストリングスへの働きかけが弱いそうです
開脚ヒザ抱えストレッチのほうがハムストリングスを伸ばすのに効果的だということがわかったそうです。
実際にわたしも「開脚ヒザ抱えストレッチ」を行ってみました。
個人的に思ったことは床に直で行う場合は、従来のヒザ抱えストレッチよりポーズの難易度は上がる気がします。
しかし、わたしの場合は開脚前屈がスムーズに進みやすくなるのは実感しました。
従来のヒザ抱えメディカルストレッチングと開脚ヒザ抱えメディカルストレッチング、両方行うほうがわたしには向いているように思いました。
あくまで所感ですが、ご参考になれば幸いです。